「きょうだい仲良く」は呪い?

5月の連休は短い時間でしたが息子達がどちらも帰ってきて、一時的に人口密度が急上昇しました。
長男は遠くに住んでいるためあまり帰ってこないし、来てもすぐ出かけしまうのに今回は半日くらいはいたので、珍しく家族が5人そろいました。

珍しく息子の部屋で息子2人+娘1人がおしゃべりして、コンビニに行こうという話になったらしく、3人で車で出かけて行きました。
「3人で買い物に行くなんて・・・こんな日が来るとは・・・」と低レベルなことで感動していました。

上の二人は同性で年も近くわりと仲がいいのだけど、年の離れた妹とは決して仲が良くなかった。 なにしろ娘は10才くらい離れているのに上に張り合ってつっかかっていくから・・・
年が離れているがゆえに喧嘩と言うことはなかったけど、結構険悪ムードな時期が長くて「よく年の離れた女の子だから上のお兄ちゃんたちが可愛がるでしょと聞かれるけど、現実はこんなものか」とよく思いました。

しかしこの子供たちが一緒に仲良くコンビニに行くとは、みんな(特に娘)が大きくなったもんだ(涙)

まあ「きょうだい仲良く」なんていうのは親の勝手な楽観的な願望というか、呪いのようなものじゃないかとよく思います。
きょうだいという関係は「人間関係のお悩み部門」での難しさが1位か2位かってところじゃないのでしょうか。
若い頃は思いませんでしたがこの年いなって色々見て聞いて体験すると「きょうだいが長期間うまく付き合っていくことのハードさ」を実感します。

子供側としてはそもそも生まれたときから最初で最大のライバルでもあるのです。
親の側からするともちろん愛は平等にとは思いますが(たとえ相性はあっても)受ける側がどうとらえるかは別ですし、そもそも平等じゃない話も聞きます。
うちの子たちも実際どう思っていたかはわかりません・

特に問題が表面化するのは遺産や介護のときでしょう。うちの夫には弟が一人いますが、夫の家は「長男」「次男」がめちゃくちゃはっきりしててその責任分担の在り方に最初はびっくりしました。が、本人たちは納得しているしその分揉めないし(義父と義母がちゃんとしているのもある)これはこれでありなのか?

もちろんきょうだいの存在がありがたいことも多いかもしれませんが、一番の敵ということも大いにある。一緒に時を過ごしたことがかえってマイナスになることもある。

うちの子供たちにはきょうだいそんな仲良くなくてもいいから、お互いバラバラに、ちょうどいい距離を保ちながらそこそこの関係を築いてくれ、と思います(そしてそれは親側の配慮が大きいことでもあるよね)

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