占い師は欲しい言葉をくれる装置ではない

明日は新宿でタロット練習会があります。
まだまだ参加者さん募集中!占う相手とお題が欲しい方は来てくださいね。
10日(月・祝)はZOOMで易の読み会もあります。20時から

今はしていませんが、以前は電話占いの会社に所属して電話占いをやっていました。
ハッキリ言ってそんなに仕事にはならなかったですね、残念ですが。やはり向き不向きというか、こういう人が電話占いには好まれる、というものがあり、私はそれでは無いというのがよくわかった。
あとどうしても霊感系とか呪詛系(?)の先生が人気です。

ただ色々な意味で大変勉強になりました。
特にタロットは否応なく使わされるので腕が上がった感覚。

あとはやはり普段こちらでお会いするお客様とは全然違うタイプのお客様と会うので、それも勉強になりました。
この「あんこ名義」で会うお客様は、ほぼ100%ブログ等を見て問い合わせフォーム等で連絡してきて・・・というある程度の手間を乗り越えて来てくださった方達。
本当にありがたいんだな・・・と当時よく心の中で拝んでいました。

電話占いは私も利用したことがありますが、手軽で「今!!今見てほしい。話を聞いてほしい」という希望に応えられるのが一番の利点です。どこにも行かなくてもいいし支払いも今は便利に済む。インスタントです。
そのインスタントさがお客様の層にかなりバラつきを産むので、ビックリすることも多々ありました。

一人記憶に残っているお客様がいます。
記憶に残るって「難しい」って意味ですけどね!!

自分の希望に沿わない結果を伝えると
「(自分は)ここに占いに希望を求めてきているのに、どうしてそういうことを言うの?」
って必ず言ってくるのです。

そもそも電話占いのお客様は基本豆腐メンタルだと言う仮定で、マイルドに、ほどほどに、耳障りよくお伝えしてましたが(まあもうここでなら言っていいだろ)それでも文句を言ってくる。
それなら全部適当でもいいかもだけど、超面倒な人だったので当たってなくても難癖付けそうでそこまで踏み切れなかった(が、今思えば大嘘でも良かった)

もしつらい状況にある人が占いに来て、占いの結果が思うように良いものでなくても、先に一筋の光を持ってもらいたい。そうはいつも思っていますが

あなたの言う希望ってナニ?
自分にとって都合のいい言葉が希望じゃなくてよ?

と何度もモヤモヤしていましたが、最後は交渉決裂してこちらから切ったのでしらぬ。
ちなみに男性でした。。。
こういうやりとりで上手に甘いだけの希望をもたらせる占い師さんが売れるのであろう。無理であった。

何度も何度も同じようなことを占っても、実際に何かしていなければ結果は同じ。特に相手のあることは尚更。
聞いてみたい気持ちはわからないでもないです。本人もうまくいかないのをわかっているからこそ憤りや不満を当たり散らしてしまっているのかもなーとか想像もしたりますが・・・

占い師はあなたに都合のいい言葉を言ってくれる装置じゃない

って思うしサンドバッグでもないのさ(自分の聞きたくない言葉だと即電話切る人はいる。自由ですが気持ちの良いものではない。そんなだから今の状況なんじゃない?とか言っちゃうよ。)

今はそういうお客さんはほぼいないのでストレスフリー。
みなさん上手に占いを使っている人が多いな―と思います。いつもありがとうございます。
ちょっと昔話を書いてみました。

この記事を書いた人
SNSでフォローする