私には子供が三人いますが(現在は長男27才次男25才長女18才、一緒に住んでいるのは長女のみ)「あーーこの子難しい!育てにくい」と思ったことは多々あります。思う内容や頻度に差はあれど、どの子もあります。
そういうふうに思ったことのないお母さんはいないと信じたい。
鑑定でもお子さんのお悩みを聞くことは多いです。
やはりお母さん(私のお客さんは圧倒的に女性なのでここではお母さん)としては
・ほどほどでいいので勉強してくれて
・ほどほどでいいので親や先生の言うことを素直に聞いてくれて
・ほどほどでいいので友達と楽しくやってくれて
・ほどほどでいいので堅実なルートを選んでほしい
というような一見謙虚に見えるけど実は贅沢なことを自分の子供には心のうちで望んでいたりすることが多い。
どうしても我が子には安全策を、一般的なことを望んでしまうところはあると思うし、それは当然でもあります。
当然だけどこういうふうな親の希望を蹴散らすタイプのお子さんもいて、もちろんそれはその子の性質なだけなんですが、お母さんのタイプによっては理解不能に陥って「育てにくい」となるんじゃないかと思います。
たとえば子丑天中殺かつ龍高星玉堂星が無いというような、パワーが強く自分でやりたいようにやっていくお子さん(大体こういう子はあまり人のいうことを聞かない)に、おとなしく真面目で周りによく気を配って育ってきたお母さんだと子供に対して理解が追い付かない。
もしこれが同じように強いお母さんだと、理解はもう少ししあえるのかもしれません。が、ぶつかるとどちらも引かずに衝撃は大きいのでコブラvsマングースのような戦いが勃発します。
他にも私のように中殺だらけの子と、中殺がなく整った命式の親なんていうのも悩ましい。
色々なパターンがあります。
こういうのが相性というのかもしれない。
それは「いい」「悪い」と分類できるものではなく、理解や想像がしやすいかしにくいかではないでしょうか・・・でも結構子供はぶつかるような組合せでうまれてくる気もします。
その子が「育てにくい」のはお母さんの主観なだけです。
だいたい「育てにくい」と思う子には親の介入が不要なことが多い(もちろん子供の年齢によりますが、余計な手出しをする方が悪くなる)
ので、アドバイスは「ハラハラしますが、ある程度までは親はじっと我慢」になります。
若い頃はどうしても荒くトラブルも多いので見てて辛いかもしれませんが、年を経るにつれ荒い部分は絶対ぶつかって上流から下流まで流れる石のように丸くなります。
きっとお母さんたちもそうだったはず。
そして悩みは成長につれどんどん変わります。
赤ちゃんの時の悩みが乳幼児になったら何でもないことになることも多いように、その時々で悩みは変わるし、そもそも子供自身が変わります。もちろん軸の部分はずっと変わらないけど、何かのきっかけや環境の変化で「昔と違う」ことは結構あると思います。
うちの次男は小さい時の印象と思春期以降の印象が全然変わりました。脱皮したか?という感じ。
なので「あまり先を変に考えすぎない」というのも大切ではないでしょうか。
考えすぎて変な方向に行き過ぎるより
「今可能な、今必要なケアをする。あとはもうしょうがないなと割り切る」
のも必要ではないのでしょうか。
親にできることは大きくなるほど少なくって、子育てはこんくらべのようなもの。
わかってはいても、忍耐力を試される試験のようです。
お子さんの子育て方針で迷ったら、いちど算命学で見てもらうのはいいヒントになると思います。
「こんな子供」という簡単な取説書があるだけでも、余裕が生まれることはあるのではないでしょうか。