アンコール記事「電車を乗り継いで」

(こちらは以前ウラナイトナカイという占いのお店にいたときに、所属の占い師で交代で書いていたお店日記の転載です。トナカイは既に閉店してありませんが、アーカイブサイトはあります→

2016年3月15日(火)

人は「目標や行先を決めてそこに向かって一直線に進んでいく」タイプと「最初の自分の意志とは無関係に流れ流れて進んでいく」タイプの2種類がいるような気がします。
私は完全に後者だと思います。

自分で「こうなりたい!」とか「あそこに行きたい」とか思って頑張ってみてもうまくいかないことが多かったり、なぜか別のところにたどり着いていたりします。
反対にどこか一か所が気に入って「ここにいたい」と思うと引越しとかで外から動かされる感じです。
特に家族の事情で動くことが多いと自分の意思は入り込む余地はなく、「自分の人生って添え物みたい・・・」と思うこともよくありました。

年を重ね占いを勉強してどうもそういうカラクリがあるな、と気づいて、「いっそのことそのカラクリに乗ろう」と思ったのです。
目標は決めても役に立たないので決めない(笑)そして人や環境が差し出してくれたものにのることにしました。
(もちろんある程度ここまではのれる、というラインはありますが)
イメージは来た電車に乗る。たまたま降りた駅でそこに止まっている別の電車に乗り換えるを繰り返すといった感じです。着いたところが目的地。

色々な流れに逆らわずに敢えて流されていくということで一見ラクですが自分というものを無くすのが意外と難しいところ・・・でもこの方法は私には結構いいです。同じように流れ流れていくタイプや宿命中殺の人にちょっとお勧めしたいです。
「目標一直線タイプ」の方もやってみたらいいかもしれないけど多分合わないとは思うのでそのまま突き進んでいってくれと思います。
(あんこ)

今回この話を元に、ウラナイ8のデイリーメッセージを書きました。

Twitterで多くの人が反応してくれました。
私は「電車」というワードでざっくり2つに分けましたが、バスの人もいれば飛行機の人も、いかだなんて人もいました。
皆様それぞれで本当に面白い。みんな色々な乗り物に乗っている。
あと「電車を乗り継ぐ」「電車を引く」のどちらか一択ではなく、「基本はこっちだけど○○の時はあっち」みたいに使い分けているのかな?と思う人もいました。

今回以前のブログやお店日記を漁りました。
古いともう7年くらい前の記事もありすごく懐かしく、もう全然覚えていないエピソードもあります。
今、この瞬間が、電車を乗り継いで乗り継いで、当時思ってなかったような地にたどり着いている感があります。
上の文の「着いたところが目的地」ってこれか。まだまだ乗り継ぐのですが。

私は「どの電車に乗っても大丈夫」という謎の自信がある✨
『人生は選択の連続である』という誰かの名言がありますが、その時に「これに乗ろう」という自分の直感を信じるしかないですよね!パラレルワールドは存在しない。

しかし昔のブログの方が面白くない?って思います。
数を書くとこなれはしますが感性は年をとって萎れていくのでしょうか・・・
自分のブログを読んでいたら、昔、一緒に算命学を勉強したMさんが
「あんこさんは何でもないところに法則を付ける天才」
って言ってくれたことを思い出しました。
Mさんは今はどこでどうしているのだろうか。同じ空の下どこかで元気に暮らしていてくれたらいいな~と思う。

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