夫婦の相性スピンオフ「組み合わせを調べてみた」

今週は勝手に「夫婦の相性強化週間」と称して色々書く予定です。
そこで、もう7～8年前ですが、算命学を勉強している人たちとやったクローズドの研究会で話した内容をアップしようと思います。

この時の研究会で発表したテーマは「夫婦の組み合わせについて」だったのですが、最初に頭にあったのは

「鑑定していると、ご夫婦の中心星が相剋の組み合わせが多い気がする。
実際どうなんだろう？」

という疑問でした。
例えば中心星が司禄星の女性と龍高星の男性とか、中心星が車騎星の男性と調舒星の女性みたいに、中心星が相剋の組み合わせですね。

ということで、実際のご夫婦の命式から組み合わせを沢山ピックアップして、実際にどうなのかをカウントしてみたというのがこの研究の趣旨です。

※注意
誤解がないように書いておきますが占いのベースは「統計」ではありません。正しくは何だとキッチリ答えるには私の脳は力不足で無理なので他の偉い先生を当たってほしいのですが、統計ではない、ということは間違いないでしょう。
統計というなら調査が行われるはずですが、私はそんな調査とかアンケートとか受けたことは無いぞ・・・乙女座についての国勢調査とか今までないよなあ？と思ってるw

ただ、沢山の経験や実例、サンプルを見ると浮かび上がってくるものは必ずあります。これはそういう話です。
法則性のようなものでしょうか。
そしてそれによってあれこれ可能性を考えることが大事だと思ってます。

ということで調査結果です。

サンプル数は100。
結婚したカップル（結婚を継続している、離婚したを問わず）の中心星の組み合わせを見ました。知っている人も有名人も気にせずかき集めました。

組み合わせパターンはの5つに分類されます

①女性の中心星と男性の中心星の五行が同じ（比和）
②女性の中心星が男性の中心星を生じる（相生）
③女性の中心星が男性の中心星を剋す（相剋）
④男性の中心星が女性の中心星を生じる（相生）
⑤男性の中心星が女性の中心星を剋す（相剋）

計算上の起きる確率はどのパターンもみな同じなので、それぞれ20%です。

カウント結果はこちら

①女性の中心星と男性の中心星の五行が同じ（比和）14%
②女性の中心星が男性の中心星を生じる（相生）14%
③女性の中心星が男性の中心星を剋す（相剋）25%
④男性の中心星が女性の中心星を生じる（相生）19%
⑤男性の中心星が女性の中心星を剋す（相剋）28%

男女の相剋の向きを関係なくすと、全体の53％を占めます。相剋の組み合わせで過半数。
これを見ると相剋の夫婦はやはり多そうです。相剋がぶつかり合う、やっつける関係です。
人と人は「自分とは違うもの」を求めあう生き物なのでしょうか。結婚とは他人と違いをすり合わせて生きる修行的なものなのか？

ちなみに相剋夫婦の中では
【龍高星　玉堂星】　⇔　【鳳閣星　調舒星】
の、水と火の組み合わせの夫婦の割合が多めでした。この組み合わせは激しい葛藤を産むのですが、その分燃え上がるのでしょうか？
本当にみなさん激しいのがお好きなんですね・・・（私の感想）

相生夫婦では五行の組み合わせで、それほどの差は見られません。

比和の夫婦（同じ五行の中心星を持っている）だと、鳳閣星調舒星の夫婦はわりと少なめでした。なんでだろう・・・お互い自由でまとまらないんでしょうか。

おまけで干合の夫婦についても調べました。

夫婦の相性といえば「干合」の関係もよく挙げられます。
干合の組み合わせはこちら。

この組み合わせがあると「お互い結びついて変化する」という性質があり、干合といいます。
お互いの日干がこの組み合わせであることは「相性が良い」と言われるものの一つです。いったんくっつくとなかなか離れられないともいいますがね。

ということで干合の夫婦もカウントしたところ、発言率は9%。
1つの天干が他の天干と組み合わせる確率はそれぞれ10%なので、干合だからと言って特に多くカップリングが成立するわけではないんだなあという感想です。

「干合夫婦で離婚した例はあるか」と探したら当然ですがいました。まあホント当たり前ですよね・・・

私は「大量のサンプルの中から普遍性を見つける」ことが好きなのでこういう研究に走りがちですが、今週のアカツキさんの研究発表は「特定のサンプルから理解を深める」タイプの研究です。

算命学に興味のある方、相性の見方に興味がある方、ぜひこの機会にご一緒しませんか？
西洋占星術がわかる方はホロスコープを見ながらとかもオツでしょう。

ぜひ一人でも多くのご参加をお待ちしております。