口は災いの元(算命学)

以前こんな記事を書きました。

この記事では鳳閣星と調舒星を取り上げています。
鳳閣星と調舒星は、日干が他の干を生じる(日干からエネルギーを出して他の干に注ぐ)形があると算出されます。

自分からあふれ出す気があるのが鳳閣星、調舒星を持っている人たちです。
ちなみに日干(自分)からあふれる気を洩気(えいき)という。洩れる(もれる)ってことですね。
下の絵は私の洩気イメージ。自分からあふれる=話す、書くをナチュラルにやります。ほかにも歌うとか演奏とか、踊るなども自分の内側に湧き上がるものを放出する行為です。表現の星です。

自然とあふれる何かがある

ということで鳳閣星、調舒星の発言は「自分の中で湧き上がって来たもの」になりやすいです。お上品な比喩で申し訳ありませんがゲップとかおならに近い。
もちろん全てではないし、他の星によって出方に差はありますが、考えなしにうっかり口にしちゃって失敗することはあります。

うっかりバカ丸出しのこと言ってあきれられるとか
うっかり人の気にしていることをピンポイントで突いちゃうとか
うっかり周りの目を気にせず単独オンステージをやっちゃうとか

人の長所と短所は背中合わせ。自分の中に湧き上がるものをてらいもなくストレートに出せる性質であるからこそ表現の世界で光ったり、話したり書いたりするのに慣れて上手だったりします。自分の中身を外に出せるというのはとっても健康的でいいことだと思うの。
でも、その出し方のベクトルが違うだけで困ったことになったりします。昔薬局でよく文句つけてきたオジサンは鳳閣星の人で、それを知ったときはガックリよ(笑)

「口は災いの元」といことわざがあるくらいだから、鳳閣調舒の民にかかわらず、太古からきっとみんな口で失敗してきたんだろう。「沈黙は金」とか「言わぬが花」とかもあるし。

いつ蛇口を開ければいいか/閉めればいいかを考えるようにするしかないのです。素の自分のままダダ洩れさせちゃうと失敗につながるんですよね。
「ここでこれ言って大丈夫?」というブレーキを踏めるようにしないといけない。
私もいろいろやらかした人生でした。単純にしゃべる量が多いと失敗も人より多いのだ(50才過ぎてやっとブレーキを踏むことを覚えた気がする。おそい)

「私は鳳閣星や調舒星が中心じゃないから大丈夫」
ということもありません。
一番喋って止まらない星は実は龍高星、玉堂星の方達だと思います。鑑定などではものすごく話す方がいます。
どうも1から100までみっちり話したいらしいけど、そこまでいらんとよく思う。
禄存星司禄星の方も量が意外とすごいかも。うちの母もすごいマシンガントークだしなあ・・・言いたいことは完遂していくスタイル(でも言いたくない都合の悪いことは全く言わないスタイル)

反対に貫索星石門星の人は話すことの重要性を感じていない人が多く、あまり話さないことが多いです。きっとご自分は何も困ってない。
車騎星牽牛星の人は言いたいことがあっても押し殺してしまう傾向がある。
けれど周りは何考えているかさっぱりわからないなんてことも。こっちはエスパーじゃないので何考えているかさっぱりわからなくて困るよ?言いたいことはちゃんと言って?

↑まあこれはざっくりした話なので、他の要素も当然大有りです。
自分がどんなコミュニケーションを取りがちか知りたい方はぜひ一度鑑定に来てね。

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