今月の初めに伊豆の母の所に行った時の話です。
2年ぶりくらいに母の家に娘と二人で泊まって、次の朝に姪っ子が一人で家にいるので、迎えに行くことになっていました。
(他の家族は仕事や学校でいなかった)
10時過ぎにさあ車で迎えに行こうかというときになって母が
「A(姪っ子)は何か朝ちゃんと食べたのかしら。もしかしてお腹を空かせているんじゃないかしら。どうしよう。迎えに行ったら何か食べさせた方がいいわよね、そうだ、そのあと買い物に行くって言ってたよね?お母さんがお金出すからAに何か食べさせてやって頂戴。いまお金出すから」
と言い出したので思わず
「お母さん、先回りしすぎ!!」
って言っちゃいました。
「Aは中学三年なんだからお腹すいたら家で勝手に食べるから。勝手に想像して先回りしないのよ。
万が一、お腹すいたって言ったなら私が何か食べさせるから心配しないで」
と言ったらアッって感じで
「そうだね、つい心配しちゃって」
となりました。
母のようなタイプは光の速さであれこれ想像して(大体悪い方へいく)「そうならないようにこうしなきゃ」と先回りします。
こういう人は旅館の女将にでもなれば素晴らしいホスピタリティを発揮したと思うのですけどね。痒いところに手が届くようなおもてなしです。
そもそも、その想像はあなたの脳内で勝手に作成されましたよね???ってすごく思います。
鑑定でも「どこからその想像は出てきましたか???」みたいに起こってもいないことを病むほど悩む方はいます。確かにこの先の可能性の一つではありますけど、ほかの可能性はどこやっちゃいましたか?って思います。
もう私は大きい(老けた)子供ですけど、母がやったようなことを小さいお子さんにやり続けたらどうなるかわかりますよね~?
* * *
算命学で話をすると、うちの母は禄存星中心なので、さっとあれこれ予測して先回りして行動します。車騎星牽牛星も空気を読むので「かくあるべし」と先回りできますが母は車騎も強め。
ちょっと私がコタツで横になるとパッと枕とタオルケットが即飛んできます。このくらいなら「さんきゅー!」って感じですが基本的には鳳閣星調舒星あたりは余計なことはいらないです。貫索星石門星もNO Thankyouでしょう。余計なものはいらない、欲しかったら自分で出すか聞きます。
もちろん「よきにはからえ」とありがたく受け取っておく星もあります。
この話を牽牛星中心の某A先生にしたら「期待されていると思ったら応えないとと思う」と言ってました。期待に応える・・・貫索石門、鳳閣調舒あたりの辞書にはない一文です。
でもやったことに応じなければともう人も大多数いるってことです。
あなたの想像は勝手にあなたが作ったもの。それで「こうでしょ?」と先回りの動きをするのはいい時と悪い時があります。
上記のようにお仕事などでうまく使うといい結果につながることもある。
でも子育てなどの場面で先回りしすぎるとよくないこともある。うまくメリハリをつけて使うといいのではないのでしょうか。