「好きを仕事にしたい」という希望を鑑定でたまに聞きます
まあ嫌いなことを仕事にしたい人はあまりいないですよね。
自分の「好きなこと」を提供してお金にしたいというのは、ごくごく普通の、わかりやすい願望ではあります。
若い人はもちろんもっと年が上、例えば定年後の人も口にすることはあります。
「好きを仕事にする」パターンはいくつかありますが、それを言ったら人から見たら私も「好き」を仕事にしている一人と言えるのかもしれません。
占いが好き、占いが面白い!と勉強していたのが提供するほうに回りました。
そんな私が「好きを仕事に」で思うことは
ということです。
「これが好き」というパワーは絶大なもの。
好きなことにはどんどんハマってどんどんエネルギーをつぎ込んでしまうという人も多いでしょう。
周りになんて思われようが気にせずに、好きなもの(例えばイラストとか音楽とか)を「こんなのできたよ!」とばかりネット等で披露していけば少しずつ見てくれる人が増えて行ったり、披露したものの中から人目を引くのも出てくるかもしれません。
一緒になってやる仲間もできるでしょうし、そこから道が生まれることもあるかもしれません。
「それが好きだ」「楽しい」という気持ちはみ出ているようなものはプリミティブであるが故に強いです。
好きや楽しさを周りにおすそ分けして、おすそ分けして、おすそ分けして(いっぱい撒かないとダメ)それがいつの間にか仕事になります。
反対に「好き」という気持ちはピュアゆえに、脆いことがあります。
そもそも自分が好きだと思っていることを他の人が欲しいと思うかは別!!!(マッチしたら大ラッキー)
世間様に受け入れられるようにアレンジすることが求められます←ここで嫌になる人がまず出る
好きなことを打ち出し続けても手ごたえが薄いままかもしれない←ここでも嫌になる人が続出
自分の大事な「好き」が仕事にと思うとパリンと割れてしまうことがあります。
好きなことが好きじゃなくなることほど悲しいことがあろうか。
「好きを仕事に」できる人の要素としては
・周りを気にしないで好きなものを打ち出し続けられるKY力、持続力が高い
・「好き」を適度に周りのニーズに合わせて曲げられる柔軟性がある
ってとこでありましょうか。他にもあると思いますけど。
好きを仕事にすると「好き」をするために「好きじゃないこと」が大量に流入します。
私が占いを仕事にして最初に強烈に思ったのは「占う前にやることが多すぎて、占いが最後のオマケみたいになってる・・・」ってことです。ちなみに占いがオマケというわけではない。
まずお客さんを集めないと占いできないし!!(そこからだ)
きっとすごく売れている人になれば「好き」部分だけできるようになるのでしょうが、そこまではイヤなこともまるごとやらなきゃいけないんですね。
好きを仕事にするな!とは思いませんが、無理に合致させると却ってしんどいことも多いです。
あと「やりがい」とか「感謝される」とかをくっつけようとするのもね。インスタの危ない広告みたい。
個人的には仕事は「好き風味」があればいいんじゃないかと思ってます。
好き風味のふりかけみたいなもの。
自分の「好き」を分解して、「この部分をやれれば結構ハッピーかも?」という部分のある仕事。
そもそも算命学で見ても「好き」と「仕事」は別の場所を示すものなのです。
もちろんそれがマッチする人もいるけど、対立する人も多い。
「好き」と「金(稼ぐ)」は別にしちゃったほうがいい人もいます。
お仕事(算命学で見る適職)について知りたい方、やっぱり好きを仕事にしたいという方(占い師になりたい方を含む)は鑑定にどうぞ!→★